工夫で大体どうにかなる

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グリーンフレーム最強説(という名の詭弁探し)

詭弁が2つ混じっています。どれでしょう?

 

MBF-P04 グリーンフレームはオーブ首長国連邦により製造されたP0シリーズの中で唯一大幅な改修がされていない機体だ。しかし、G兵器(デュエル、ブリッツ、バスター、イージス、ストライク)を元に開発されたP0シリーズの機体スペック高く、その後のオーブ首長国連邦のMS開発方針の元になった。

 
特に、PS装甲の代わりに採用された発泡金属装甲による軽量化は著しく、全G兵器の中で最軽量であるデュエルと比較しても10トン以上の差がある。さらに、交換可能な頭部ユニット、オプション装備のためのハードポイントなどにより整備性や発展性も高い。他にも、P0シリーズに採用された基本フレームはG兵器とは根本的に異なり、柔軟性が人のそれにまで高められている。それによりMSによる剣術や格闘技の再現がなされている。オーブ軍パイロット バリー・ホーにより操縦されたグリーンフレームは、その軽量性と柔軟性を最大限に利用し、格闘術による戦闘を可能としている。この機体の性能全てを発揮して打ち出される掌底は、ジェネシスから無限供給されるエネルギーを使用して展開されたPS装甲すら破壊した。
 
さらに、グリーンフレーム独自の改修として戦闘支援AIと連動型センサーの追加がある。この戦闘支援AIにより、ナチュラルのパイロットでも安定した戦闘が可能になるだけではく、機体各部に設置されたセンサーと連動することで戦闘状況を把握し、攻撃への完全な回避行動が可能になっている。つまり、M1アストレイストライクダガーを始めとする、ナチュラルによるMS戦闘が可能になっただけの機体と違い、新兵でも安定した戦闘と”生存”が可能となった機体である。
 
なので、もし最強のMSの定義を「大量生産することで戦争に勝利できる機体」とするならばグリーンフレームはP0シリーズ、さらには歴代MSの中でも最強に特に近い機体と言えるだろう。新兵はAI支援により落ちず安定した戦果を上げ経験を積み、ベテランは高い機体スペックで大きな戦果を上げれる。それがグリーンフレームを量産するということだ。そもそも、MSをただ高機能高機動にするだけではパイロットに多大なる負荷が発生し、期待する戦果は上げれないケースが多い。高性能高負荷の代名詞とも呼べるZZガンダムがいい例だ。分離・変形機能やサイコミュデバイス等の複雑な機能の塊である本機を使えるパイロットはごく少数に限られる。加えて、必要なメンテナンスも多義に渡り、兵器としては非効率的だ。パイロットの特出した技術により結果的にはエゥーゴを勝利に導いたが、それはそもそも人的資源の低下により少数精鋭以外の戦略が取れなかったことに起因する苦肉の策である。それに対し、グリーンフレームはその基本機体性能と支援AIにより人的資源の低下をそもそも招かず、高い整備性からメンテナンスも容易い。