工夫で大体どうにかなる

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減点法、気がついたら使ってた

 

減点法。ご存知の通り、教師が使うと生徒の自発性が失われたりするアレです。行動しても減点される可能性しか無いのですから、無難に教師の言うことを聞いとけばいいと賢い子供(つまり全ての子供)が学習するのは当然です。

 

そんな他人に厳しく自分に甘い(だって考えが足りてないやり方でしょ?)上司と教師だけが使ってそうな評価方法とは何の縁もないと思っていました。

しかし、先日友人と喋っている時、具体的にはビジネスの発想が苦手な友人がビジネスプランを持ちかけてきたので内心で「さあ、今度はどんなミスが見つかるかな?」と思ってた時に気づきました。「ハリウッド映画で「君ぃ〜、またミスかい?」とか主人公に言う上司の役をテイク知らずに出来るほど減点法が板についている!!」、と。

 

怖いですね。怖かったです。まさか減点法とかいう不幸コレクションスキルの使い手になっているとわ。

理由は分かります。一種の脳による省エネです。例えその人がどれだけ素敵なところを持っていいても、その人が不得意な事柄には最初から否定的モードで考えてしまう機能です。だって、凄いこと言う確立より、凄くないこと言う確立の方が高いのですから。そして脳の燃料である糖分は貴重...だと原始時代製の脳は考えているので、節約の為に思考せずに否定しがちになるのも無理はありません。

 

ただ、2つの理由によってこれを意識的に止めることにしました。

1.現代は糖分の入手が容易なので、思考しても問題ない。むしろ、現代では思考停止してた方がマズい。

2.人生には人が認識できる許容範囲以上の情報で溢れている。そんな中でわざわざ人の駄目なとこだけに注目していてもツマらないし、利益にもならない。

 

今は出来るだけ加点法を意識しながら人と接ししています。こうすることの狙いとしては同じく止めた理由と同じく2つ、というか止めた理由の正反対の効果を期待しているだけです。

1.安易に思考停止した否定モードに入らずに、相手のアイディアをゼロベースで考え、可能性を洗う。それによりその会話から得れる利益を最大化できる。しかも、創造性が鍛えられる。

2.人の良いとこを中心的に注目することで、幸福度の上昇、チームワークによる生産性の向上などが見込める。あと、健康と長寿も狙える(幸せという感情は心臓や免疫系を助ける効果がある)。

 

今回の記事は以上となります。

では、良い日を。