工夫で大体どうにかなる

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結局、ゲームは良いのか?悪いのか?

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近年、ゲームが脳に与える影響について議論されています。

そう、議論されているのです。”良い”のか、”悪い”のか。

 

以前は「ゲーム脳」に始まり、ゲームがどれだけ悪いのかと糾弾する内容だけでしたが、今では「むしろゲームは脳に良い!」と主張する人たちと、それをサポートするような研究結果も出てきました。

 

「ゲーム依存の人の脳」が得意なこと、苦手なこと « WIRED.jp

 

任天堂の「脳を鍛える大人のDSトレーニング」に始まり、今は「Lumosity」など全世界で脳トレは存在を確立しています。

 

しかし、実際のところはどうなのでしょうか?ゲームとは、私達の味方なのか、それとも敵なのでしょうか?

 

 

・ゲームの本質

この問に答えるためにはまず、「ゲームとは何か」を考えなおすべきだと思います。

私は、ゲームの本質とは「仮想現実の構築」だと思います。

 

例えば、テニスをしたいが、実際にするのは大変。だから、ゲームでテニスをする。これなら疲れもしない。

または、戦いたい。しかし、本当に戦うのは無理。だから、アクションゲームでハラハラする。

そういう物だと思います。

 

なので当然、どんなゲームかでその仮想現実は異なり、脳が受ける影響は異なります。

例えば、何人ものゲーマーの人生をフィニッシュさせた実績のある「Fallout 4」や、元々が教育用に開発された「テトリス」は同じゲームですが、そこから脳が受ける影響は完全に性質が異なります。

 

『Fallout 4』はまさしく人生を変えるゲーム、熱中するあまり妻と仕事を失った男がBethesdaを訴える – Damonge

 

 

テトリス~そのシンプルなゲームの深い歴史 : Timesteps

 

これらを同じもの扱いにした上で、”ゲームは脳に良いのか?”と語るのは、少々変な話だと思います。

だって、ゲームはあくまで”仮想現実”であり、そこから何を学び、どんな影響を受けるかはそのゲーム次第なんですから。

 

・ゲームと良き隣人でいるには

ゲームとどう付き合うか、スポンサーの意向を受けていそうな議論に任せるのではなく、自分で後悔しない判断をするには、そのゲームをやることでどのような影響があるか考えるのがカギだと思います。

 

そういった視点から考えると、上で例にも使った「Fallout 4」は、リアルな(そしてちょっと簡単な)世界で実際に生きて、成功していくゲームです。

人によっては代償行為として強い依存性を感じても不思議はありません。

 

同じく例に使った「テトリス」は、物体を如何にはめていくかを考えるゲームなので、脳内で対象物を回転させるのが得意になっても極自然です。

 

もちろん、趣味である以上、楽しいかどうかが重要です。

その上で、それが自分にどのような効果をもたらすのか理解した上でやった方が、より良い関係を築けると思います。